千葉にはもちろん仏教以外の宗教を信仰している人もいます。もし仏教ではない葬儀に参列ことになっても困らないよう、事前に下調べしておきましょう。


名前:滝口香苗
好きな季節は秋。紅葉大好きです♪
こちらで紹介している葬儀については、仏式で行われていることが前提で説明してきました。
ですが、千葉にはもちろんキリスト教を信仰している人も大勢いますし、神道を信仰している人もいます。
また新興宗教などの葬儀もそれとは異なるでしょう。
もし仏教ではない葬儀に参列ことになっても困らないよう、事前に下調べしておきましょう。
▼キリスト教の葬儀の流れ
キリスト教ではご存知のようにカトリックとプロテスタントに分けられています。
それぞれ葬儀における細かい名前の違いはありますが、概ね流れは同じと考えてよいでしょう。
故人が亡くなったら、まずお通夜に該当する「通夜の集い(前夜式)」が行われます。
翌日教会にて葬儀が行われます。
お経の代わりに讃美歌や聖歌を合唱し、司祭の祈祷と撒香・献花を行いますし、弔電も読まれます。
様式が異なるだけで流れとしては仏教とあまり変わりはありません。
▼神道の葬儀
神道の葬儀は「神葬祭」と呼びます。
全ての儀式に「祭」の名がついているのが神道の葬儀の特徴です。
お通夜にあたる儀式を「通夜祭」といい、斎主(宮司)によるお祓いや祈祷を行います。
本葬にあたる儀式を「葬場祭」と呼び、流れは通夜祭とほぼ同じです。
神道は「玉串(常緑樹の枝に紙を吊るしたもの)」を使い、献花や焼香の代わりに「玉串奉奠(ほうてん)」を行います。
火葬そのものについては仏式と変わりはありませんが、「火葬祭」として斎主の奏上(お経のようなもの)と玉串奉奠を行います。
なかなか参列する機会のない神道の葬儀ですが、こうして違いを見てみると興味深いですね。